日差しが戻り始めた2月、自給率77%が示す「冬の底打ち」|Energy報告【2026年2月】

2月。まだコートは手放せないけれど、夕方の空が少しだけ明るくなっていることに気づく季節。

先月のレポートでは、1月の自給率61%という「冬の現実」をデータで確認しました。発電量に対して消費量が約1.6倍。それでも蓄電池と太陽光の連携で6割を自給できていることに、一定の手応えを感じた1ヶ月でした。

では、2月はどうだったのか。結論から言えば、数字は静かに、しかし確実に「回復」を示していました。

【Knack】データが語る「冬の底打ち」

まずは2月のエネルギー収支から。

  • 積算発電量:604.9 kWh
  • 積算消費量:776.1 kWh
  • 自給率:77%

1月の自給率61%から、16ポイントの改善

ここで面白いのは、発電量が1月(604.5 kWh)とほぼ変わっていないこと。つまり、太陽が劇的に力を取り戻したわけではありません。

改善の主役は「消費量の減少」です。

1月の987.8 kWhに対して、2月は776.1 kWh。約200 kWhの減少。暖房需要がピークを越え、家全体のエネルギー消費が落ち着いてきた結果です。

言い換えれば、2月は「攻め」ではなく「守り」で自給率を改善した月。発電量が増える「春の上乗せ」は、まだこの先に控えています。

【Knack】2月19〜20日のスパイクを読み解く

グラフに目を移すと、2月19〜20日に消費が50 kWh前後まで跳ね上がっているのが見て取れます。

正体は、テスラ Model Yの自宅充電。19日に13 kWh、20日に8 kWhの充電を行いました。通常の家庭消費(30〜40 kWh程度)にこの充電分が乗った結果、グラフに小さな山ができています。

ただし、1月5日のスパイク(約70 kWh / テスラ充電31 kWh)と比べると、山の高さは穏やかです。これは、スーパーチャージャー(SC)無料特典を活用した外部充電との併用を継続しているため。自宅充電を必要最小限に抑えることで、家庭のエネルギー収支への影響をコントロールできています。

この「全部を自前で賄わない」という充電戦略は、引き続き有効に機能しています。

【Color】底打ちの瞬間は、いつも地味に訪れる

自給率77%——正直、数字としては地味です。

1月の61%のような「冬の厳しさ」を突きつけるインパクトもなければ、100%に迫るような爽快感もない。「回復しつつあるけれど、まだ赤字」という、中途半端な立ち位置。

でも、投資をやっている人なら共感してもらえると思います。含み損が底を打つ瞬間って、いつも地味なんです。ニュースにもならないし、チャートを見ても「あ、ちょっとマシになったかな」くらいの感覚。それが底打ちだったと気づくのは、もっと後になってから。

エネルギー収支も同じで、毎月の記録を続けているからこそ、振り返ったときに「2月が変わり目だった」と言える。渦中にいる今は、ただ数字を淡々と記録するだけ。

夕方、リビングの窓から差し込む光が少しだけ長くなった。それだけで、太陽光パネルが拾えるエネルギーは確実に増えていく。

まとめ:3月、攻めの改善へ

2月は「消費が減る」という守りの力で自給率を77%まで押し上げた月でした。

3月に入れば、日照時間の延長と太陽高度の上昇で、いよいよ発電量そのものが増え始めます。守りに加えて、攻めの改善が加わる。

自給率はどこまで伸びるのか——次回の報告をお楽しみに。




にほんブログ村