コラム「つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に」から思うこと

先日、日本経済新聞の投信コラムで「つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に」という記事がありました。

とても興味をそそられるタイトルですね。

今回の試算によると、すべての対象ファンドが3年半の積み立て投資で評価損益がプラスだった。

日本経済新聞 投信コラム つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に

内容としては、つみたてNISAが始まった2018年1月〜2021年6月(42ヶ月)まで、毎月3.3万円(年間枠40万円フル活用)で買い続けていた場合、2021年7月時点でどの投資信託でも含み益であるというもの。

含み益が最も少ないもので2.7万円、最も多いもので70.6万円。誰も損していない状態ですよと。

42ヶ月(3年半)という短い期間だし、コロナショックはあれども、市場は好調な状態をキープしているため、含み益が出て当然という見方もあるようですが、良いことには変わりません。

この記事からあらためて学ぶことは、以下の2つなのかなと思います。

つみたてNISAの対象商品は、合理的

つみたてNISAの対象となる金融商品は、金融庁の定める一定の条件(投資対象や手数料、運用方針など)を満たしたものに限られています。

購入する側としては、とても合理的です。

それでも、199本ありますがw(2021年6月18日時点のつみたてNISAの対象商品

冒頭で紹介したコラムからしても、目をつぶってダーツで当たったいずれかで運用したとしても損をしていない、という状況ですので、つみたてNISAの商品としてラインナップされているものであれば、間違いないということです。

とくに、手数料の面で、投資にかかるコストが低いことが条件になっているのは大きいです。

インデックス投資は、継続してこそ

つみたてNISAを使って非課税で運用できる期間は最長20年。今回は3年半ほど経過した時点にフォーカスして比べたが、ここまでの間には利用者の大半が元本割れを経験する場面もあった。今回の試算は、相場が下がる逆境でも積み立て投資を続けた人たちにとって将来の資産づくりに向け手ごたえを感じる結果といえるだろう。これから始める人も遅すぎることはない。

日本経済新聞 投信コラム つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に

株価が上がったときも、逆に下がったときも、常に定期投資を続けるということ。

世界全体でみれば、経済は確実に拡大していくし、世界全体の株価は長期的には確実に上がるそうです。

リーマンショックやコロナショックがあっても、現に株価は上がっています。

私のつみたてNISAの運用実績を公開したこちらの記事でもそうですが、コロナショックのタイミングでは、実質投資額よりトータルリターンのほうが下回っていますが、結果的に2021年9月の時点では大幅な含み益となっています。(画像の粒度が荒くてわかりづらいですが💦)

長期・積立・分散投資。このキーワードは決して忘れてはいけませんね。心に刻みましょう。

まとめ

資金が拘束されるiDeCoと違って、つみたてNISAは途中解約の制限がないので、相場の動向によって利確なり損切りが出来てしまいます。

元本割れのリスクは排除できないものの、機械的に購入し、複利の恩恵を受けつつ、結果的に資産が増えているような状態になると良いですね。

そうなれば、あとは20年後の出口戦略を考えるのみです。

むしろ出口戦略のほうが難しいと思っています。そのあたりはまたあとで考えます。

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